熱風大陸 - ダーウィンの海をめざして [book]
椎名誠。
筆者とその仲間が、アデレードからダーウィンまで、
オーストラリア大陸を車で縦断したときの紀行文。
彼らしく文体はチャラいが、オーストラリア内陸部の熱感は十分に伝わる。
初刊1991年ということで、まだ若かった椎名誠のエネルギーに溢れた本。
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ミス・サハラを探して [book]
島田雅彦。
考えてもどうしようもないことを、それでもなお、
あれやこれやと思い巡らさざるを得ない心根の貧しい私にとって、
この本の筆者のように、思考を閉じて放心し、その場所の空気感と一体化する、
結果、その瞬間、瞬間を味わい尽くすことができる、といったことがとても羨ましかった。
それが実現できるかもしれない場所としてのサハラに魅かれて、
モロッコに続いて、訪れたのがチュニジア。
この本が背中を押した一つになったことは間違いないと思う。
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501 [book]
バックギャモンプレイヤー必読の書と言われる問題集。
世界選手権を2度制したBill Robertie の著作。
501問もあって、何度も途中で挫折。
まだ一度も最後まで辿り着いていない。
というより、私の実力ではちょっと難しすぎかも。
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もし僕らのことばがウィスキーであったなら [book]
ヨーロッパ退屈日記 [book]
伊丹十三。
もはや、エッセイの古典。
初版1966年ながら、古臭さは微塵もない。
スノッブさと気障さに溢れているが、それでも嫌味を感じさせないのは、
この人自身が本物だからか。
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輝ける闇 [book]
開高健。
最も好きな作家。最も好きな作品。
もうカバーもボロボロ。
この人の日本語が私のお手本。
333を飲みながら読みたいところだけど、
手に入らなかったので、ヱビスで代用。
テラスにイスを出して、日光浴をしながら。
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遠い太鼓 [book]
村上春樹。
彼の小説はあまり読まないけれど、紀行文はとても好き。
味覚、嗅覚、聴覚等の空気感の描写が繊細で、
行きの飛行機の中で読むと、
その場所に、感覚をスムーズに移行させてくれる。
この本も、何度読み返したことか。
今回は、欧州ではないのだけれども。
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